
かんじんかなめたび かなめです。
2024年11月にジャカルタ・スカルノハッタ国際空港(CGK)国際空港 T3 ガルーダラウンジを利用しましたので、ご紹介。
基本情報とラウンジの場所 ✈️
ジャカルタ・スカルノハッタ国際空港(CGK)のターミナル3は、ガルーダ・インドネシア航空のハブとして設計されており、その中でも「ガルーダ・インドネシア・ラウンジ」は、国際線の出発客が利用できるメインラウンジとして位置付けられています。場所は、出国審査と保安検査を終えてすぐのエリアにあり、免税店のエリアを抜けた先、中央の吹き抜けを囲むようにしてラウンジ専用のエスカレーターがあります。その上階がガルーダ・ラウンジの入口になっており、表示もわかりやすく設置されているため、迷うことはありませんでした。
ラウンジの正式名称は「Garuda Indonesia Executive Lounge」。空港の高い天井や大きな窓と調和した設計が印象的で、自然光を取り入れた開放感のある空間が広がっています。外の滑走路を眺められるシートもありました。

営業時間は、ガルーダ・インドネシア航空のフライトスケジュールに合わせてほぼ24時間体制。ただし、深夜帯や便数が少ない時間は、提供されるサービスが一部簡素になることもあるようです。自分が訪れた際は昼前の時間帯だったためか、床で寝ている人たちがたくさんいて、あまり良い雰囲気ではありませんでした。

利用条件について 🎫
ガルーダ・インドネシア・ラウンジ(ターミナル3 国際線)は、ガルーダ・インドネシア航空のビジネスクラス利用者をはじめ、スカイチームエリートプラスのステータス保持者にも開放されています。
ビジネスクラスのチケットを持っていればもちろん入室可能ですが、エコノミークラスであってもスカイチームの上級会員であれば問題なく利用できます。自分が訪れた時も、チェックインカウンターで「ステータスでラウンジご利用いただけます」と案内してもらえました。
プライオリティ・パスなど、提携ラウンジで入れるようなカードでは入室できない点に注意が必要です。あくまで、ガルーダ便およびスカイチーム系国際線の搭乗客が対象です。また、同行者の入室についてもステータスに応じて1名まで無料で入れる場合がありますが、詳細は利用時の航空会社や当日の運用状況によるようです。
自分は2回訪れたのですが、一度目の訪問時には何故か入室できず、プライオリティパスで入室可能な「Plaza Premium Lounge」をアサインされました。
ラウンジへのアクセスについて ✈️
ガルーダ・インドネシア・ラウンジは、ジャカルタ・スカルノハッタ国際空港のターミナル3、国際線エリアに位置しています。出国審査と保安検査を通過した後、エスカレーターで1つ上の階へと進むと、ラウンジが並ぶゾーンにたどり着きます。その中でも、ガルーダのラウンジは比較的わかりやすい位置にあり、案内板も充実しているので迷うことは少ないと思います。
ラウンジは、搭乗ゲートに近いエリアというよりは、免税店などが並ぶ中央の大きな吹き抜けゾーンを抜けた先、ラウンジ専用フロアに設けられています。他の航空会社のラウンジと同じ並びにあるため、初めての利用でも安心です。
入り口では、スタッフが丁寧にチケットやステータスカードを確認してくれます。
ラウンジの雰囲気と設備について 🌿(率直レビュー)

今回訪れたガルーダ・インドネシア・ラウンジ(国際線・ターミナル3)については、正直に言ってあまり良い印象を持てませんでした。まず、ラウンジ内には人は少ないものの、後述する理由により、ゆったりとした空間で過ごすというような雰囲気ではありません。静かに休憩できる環境を期待していた自分としては、かなりがっかりしてしまいました。
特に目についたのは、仮眠スペースの様子。スリーピングルームは小さな個室が並んでいるものの、そのサイズが非常に狭く、実際に寝ている人の足がドアの外まではみ出している光景まで目にしました。プライベート空間とは程遠い状態で、周囲の通行の邪魔にもなっていたのが現実です。さらに驚いたのは、床に寝転がる利用者が複数いたこと。中にはキッズルームのマットを使って寝ている大人までいて、ラウンジ全体がまるで仮設宿泊所のような雰囲気に。

さすがに直接撮影はしませんでしたが、この床部分に寝ている人がいます。
こうした状況をスタッフが見ても、誰ひとりとして注意する様子はなく、むしろそれが「黙認されている」ような空気さえ感じられました。自分としてはラウンジでのんびり過ごすつもりで時間にも余裕があったのですが、このような環境ではとても落ち着けず、結局、先日レビューしたサファイアラウンジの方が快適だったことを思い出し、そちらに移動することにしました。
ラウンジの使い心地というのは、そのときの混雑状況や客層にも左右されると思いますが、今回はタイミングが悪かっただけでは片付けられないレベルの残念な体験でした。ガルーダが誇るインドネシアらしさを期待していた分、落差も大きく、今後の改善に期待したいところです。
フードとドリンクについて 🍱
ガルーダ・インドネシアラウンジ(T3)のフード&ドリンクに関しては、全体的に見てそこまで悪くはなかった、というのが正直な感想です。ラウンジの混雑や環境面ではかなり残念な印象を受けましたが、提供されている料理そのものはむしろ、意外と丁寧に作られていると感じました。









ホットミールはインドネシア料理を中心に数種類が並んでいて、ミーゴレンやナシゴレンといった定番に加えて、スチームライスやチキンカレーなども提供されていました。味については「ラウンジ飯」としては十分なクオリティで、温かい状態で提供されていたのが好印象です。



そして自分にとってとくに嬉しかったのが、味噌汁が用意されていたことです。日本人としては、こういう国際空港のラウンジで和の味に出会えると、ほっとしますよね。器は小ぶりながらも、出汁の香りがしっかりしていて、ちょっと疲れた胃に優しい味わいでした。トランジット中にこうした軽く胃を休められるような選択肢があるのは、非常にありがたいと感じました。








ドリンクはセルフサービス形式で、冷蔵ケースには缶ビールやジュース、水などが用意されており、ホットドリンクはコーヒーマシンとティーバッグ形式のお茶が数種類並んでいました。アルコール類は見かけませんでした。
特筆すべき高級感はないものの、長時間のフライト前後に、さっと軽く食べたり飲んだりするには十分な内容だったと思います。スタッフの対応もフードカウンターではしっかりしていて、補充や清掃もこまめに行われていたのが好印象でした。食事の面では、ラウンジ全体の評価を少し持ち直せる、そんな一角だったと思います。
シャワールームの利用について 🚿
ガルーダ・インドネシアラウンジ(T3)でのシャワールームの体験は、正直に言ってがっかりするものでした。ラウンジとして一応シャワー施設が設けられているのはありがたいのですが、実際に使用してみると、そのクオリティには大きな疑問を感じました。

まず、清掃をしたのか疑問を感じる状態でした。洗面台も汚れた状態、ゴミ箱もそのままでした。


次に、タオルの質が非常に悪かったです。見た目こそ一応「バスタオル」として提供されているものの、触った瞬間に「あ、これはダメだ」と感じるレベル。繊維がゴワゴワしていて硬く、水分を全く吸収してくれませんでした。まるで表面を撫でているだけのような感覚で、濡れた体を拭くのに非常に苦労しました。何度もタオルを強く押し当てながら水気を取ろうとしたのですが、結局自然乾燥に頼る羽目に……。


さらに、男性用のシャワールームにはドライヤーが設置されていませんでした。自分は短髪なのでそこまで困りませんでしたが、これが長髪の人であったり髪型に気を遣う方であれば不便を感じるはずです。シャワーを浴びた後に髪を乾かせないというのは、ラウンジとしてかなりマイナスです。女性用の設備については確認していませんが、もし同じような仕様であれば、かなり改善の余地があると思います。



シャワーブースそのものは狭すぎるわけではなく、水圧もそれなりにあり、温度も安定していたのが唯一の救いでしょうか。ただ、それを差し引いても全体的な満足度は低く、「一応あるだけ」といったレベルの施設という印象を受けました。せっかくのラウンジなのに、リフレッシュしたかったのに、という思いが残ってしまいました。今後の改善に期待したいところです。
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