
かんじんかなめたび かなめです。
2024年11月に浦東国際空港国際線ターミナル1の中国東方航空ラウンジ(China Eastern No.36 Lounge)を利用しましたので、ご紹介。
✈️ PVG国際線での乗り継ぎ時に入国が必要なケースについて
浦東国際空港(PVG)で国際線から国際線への乗り継ぎを行う際、通常は入国せずにトランジットエリア内で手続きが完結します。しかし、以下のような条件に該当する場合は、一時的に中国への入国が必要となることがあります。
🔍 入国が必要となる主なケース
- 異なる航空会社やLCCを利用する場合
航空会社間での連携がないため、再チェックインが必要となる場合
- 搭乗券が発券されていない場合
出発地で次の便の搭乗券が受け取れず、PVGで再度チェックインが必要な場合
- 預け荷物の再受託が必要な場合
荷物が最終目的地までスルーチェックされておらず、PVGで一度受け取る必要がある場合
これらの状況では、入国審査を受けて一度中国に入国し、再度出国手続きを行う必要があるようです。その際、トランジットビザ(通過査証)が必要となる場合があります。日本国籍の方は、一定の条件下で一時的なビザ免除が適用されることもありますが、詳細は中国の入国管理政策や利用する航空会社の規定によります。したがって、PVGでの乗り継ぎ時に入国が必要かどうかは、利用する航空会社や予約の状況によって異なります。事前に航空会社や旅行代理店に確認し、必要な手続きを把握しておくことをおすすめします。
🗺️ ラウンジの場所と基本情報
浦東国際空港(PVG)の第1ターミナル国際線出発エリアに位置する中国東方航空ラウンジは、スカイチームの拠点空港らしい堂々とした存在感を放っています。場所は出国審査と手荷物検査を抜けた後、右方向へ進んだ先にあるエスカレーターを上がった先、フロアの中ほどに位置しています。わかりにくい案内表示がある空港の中でも、このラウンジは比較的見つけやすく、迷うことは少ない印象です。

ラウンジの名前は「China Eastern No.36 Lounge(中国東方航空第36ラウンジ)」。搭乗ゲートの20番台に近く、一部便の搭乗口にも直結しているため、ラウンジでゆっくりしていても時間ギリギリまで過ごせるのがありがたいポイントです。
営業時間はおおむね早朝の6:00頃から深夜までで、東方航空の出発便に合わせた運用になっているようです。ただし、利用する便の出発時間や、混雑状況によっては一部エリアの制限がある場合もあるため、事前の確認がおすすめです。
ラウンジは中国東方航空のメインラウンジとしてかなり大きな作りになっており、複数のエリア(食事スペース・休憩スペース・ビジネススペース・シャワールームなど)に分かれています。自分が訪れた際も、多くの利用客が各々のスタイルで時間を過ごしていました。空港自体がやや騒がしい印象のあるPVGですが、このラウンジに入れば、少しほっとできる空間が広がっています。
🛂 利用条件について – スカイチーム上級会員にとっては安心のアクセス
自分がPVG(上海・浦東国際空港)で利用したのは、中国東方航空が運営する国際線ラウンジです。このラウンジは、スカイチームのフルメンバーである中国東方航空(China Eastern Airlines)が拠点空港で提供しているものだけあり、スカイチーム系の上級会員にはしっかり対応してくれる安心のラウンジです。
まず前提として、ビジネスクラス以上の搭乗者や、スカイチームエリートプラス(SkyTeam Elite Plus)資格を持っている乗客が、エコノミークラス利用時でも入室できます。自分もスカイチームエリートプラスの資格を提示し、問題なくスムーズにラウンジへ案内されました。スタッフの対応はやや事務的ではありますが、英語も通じ、手続きに特段の不便は感じませんでした。
ただし、注意が必要なのは利用対象となる便がスカイチーム加盟航空会社であることです。中国東方航空、チャイナエアライン、大韓航空、ベトナム航空など、スカイチーム所属の航空会社で同日中に国際線を利用することが条件です。スターアライアンスやワンワールド系の便では対象外となります。
また、プライオリティ・パスや他社のクレジットカード特典では、このラウンジには入れないため、スカイチームのステータスを持っていない人には少々ハードルが高く感じられるかもしれません。
搭乗クラスや会員資格に応じてしっかり制限が設けられている点は、混雑を避けてゆったり過ごしたい人にとってはむしろメリットだと思います。実際、自分が入室した時間帯は比較的空いており、ストレスなく過ごすことができました。上級会員のメリットをしっかり感じられる空間です。
🛬 ラウンジまでのアクセス方法 – 複雑な浦東空港をどう進む?
PVG(上海浦東国際空港)の国際線ラウンジへのアクセスは、正直なところ少し分かりづらい印象を受けました。空港自体が広く、ターミナルの構造も複雑なので、初めての人にとっては少し戸惑う場面もあるかもしれません。

中国東方航空のラウンジはターミナル1の国際線エリアにあります。セキュリティチェックと出国審査を済ませたあと、エスカレーターを使って上階に上がる必要があります。搭乗ゲートによっては距離がかなりあるため、時間には余裕を持って行動することが大切です。自分が利用した際は、案内表示が少なく、周囲のスタッフに声をかけながらなんとか辿り着いたというのが正直なところです。

出国審査まではそれほど混んでいなかったものの、外国人レーンはやや時間がかかることもあり、30分〜1時間程度は見込んでおくと安心です。自分はトランジット利用でしたが、前述の通り一度入国させられた関係で、入出国を2度繰り返すような形となり、予想以上に時間がかかってしまいました。PVGでは、国際線同士の乗り継ぎでも一度中国に入国させられるケースがあるので、乗り継ぎ時間にゆとりを持たせるのが賢明です。

ラウンジの入口自体はガラス張りで開放感があり、「China Eastern Lounge」と明記されていますが、近くに同系列のラウンジが複数あるため、間違えないように注意が必要です。搭乗券とステータスカードを準備しておくと入室もスムーズになります。
上海浦東空港は動線も直線的ではないため、ラウンジへのアクセスにはやや工夫が必要です。しかし一度たどり着いてしまえば、広々とした空間が待っているので、その価値は十分にあると感じました。
🍜 広々とした2階建てラウンジで快適なひとときを

中国東方航空のラウンジは、2フロア構造になっているのが特徴的でした。自分が訪れたのは早朝、オープンして間もない時間帯だったため、最初は全体的に空いていて非常に静かで落ち着いた雰囲気でした。しかし、時間が経つにつれて徐々に人が増え、1時間も経つと1階の座席はほとんど埋まってしまうほどの混雑ぶりに。出発便の集中する時間帯には、かなりの利用者が押し寄せるようです。

ラウンジ内の構成としては、1階が主に飲食エリアとダイニングスペースになっており、ホットミールやドリンクが並ぶビュッフェカウンターのすぐそばに、多くのテーブル席が配置されていました。食事をとる人は自然とこの階に集中するので、やはり混みやすい傾向にあります。自分もビュッフェとの距離を考えて1階を選びましたが、周囲を見渡すと、他の利用者も同じ理由で1階を選んでいたのかもしれません。

一方で、2階には空席がたくさんありました。こちらは食事というよりも、ゆったりくつろいだり仮眠したりするのに適したソファ席が多く、静かで落ち着いた空間が広がっていました。人の出入りも少なく、仕事や読書、休憩にぴったりな場所だったと感じます。長時間の滞在や混雑を避けたい人は、2階に上がってみるのが正解かもしれません。

設備面では、全席にコンセントが設置されており、スマホやPCの充電に困ることはありませんでした。ただ、後述しますがWi-Fiに接続することが出来ず、不便でした。
ラウンジ全体としては、構造をうまく活かして自分に合った過ごし方ができる快適な空間でした。時間帯や目的に応じて階層を使い分けることで、より快適に滞在することができそうです。
📶 PVG中国東方航空ラウンジのWi-Fi接続について
PVG(上海浦東国際空港)の中国東方航空ラウンジでは、Wi-Fiの電波は確認できますが、接続に必要なパスワードの表示がなく、実際に利用できないケースがあるようです。
✅ 一般的な空港Wi-Fiの接続方法
浦東空港全体では、無料Wi-Fi「#AirportPVG-Free-WiFi」が提供されていました。接続には、空港内に設置されているWi-Fiキオスクでパスポートをスキャンし、取得したIDとパスワードを入力する必要があったようです。自分はそれを見つけることができず、使用できませんでした。
⚠️ ラウンジ内Wi-Fiの利用について

ラウンジ内ではWi-Fiが飛んでおり、パスワード無しで接続することができましたが、インターネットには接続できませんでした。ラウンジスタッフに直接確認することで、接続方法やパスワードの提供があったのかもしれません。
🔒 中国のインターネット規制について
中国では、Google、YouTube、Instagramなどの一部のサービスが利用できません。これらのサービスを利用するには、VPNの使用が必要ですが、中国国内でのVPN利用には制限があるため、事前に確認することをおすすめします。ラウンジ内でのWi-Fi接続に関しては、スタッフに確認することが最も確実な方法かと思います。また、空港全体のWi-Fiを利用する際は、キオスクでの手続きが必要となりますので、時間に余裕を持って行動されることをおすすめします。
🥢 出来立てヌードル&点心が嬉しい中華系フード体験
PVG(上海浦東空港)の中国東方航空ラウンジでは、中華系のラウンジらしく、しっかりとした温かい食事が楽しめるのが特徴です。自分が利用したのは早朝でしたが、時間帯に合わせた朝食メニューが充実していて、満足度はなかなか高いものでした。

特に印象的だったのが、ヌードルバーの存在。中華系の航空会社のラウンジでよく見かけるスタイルですが、ここでも健在でした。オーダーするとその場で麺をゆで、具材を加えて仕上げてくれるため、出来立ての熱々をいただけるのが魅力です。自分が頼んだときは、スープの塩加減もちょうどよく、優しい味が朝の体に心地よく染み渡りました。



トッピングのネギや唐辛子、味変の黒酢?や醤油のようなものもありました。自分はトッピングを少しだけ足してみました。




また、蒸したての点心がいくつか用意されていたのも嬉しいポイントです。シュウマイ?や餃子、小籠包のような小ぶりのものが並び、どれも出来立ての温かさが感じられました。皮のもちもち感がしっかりあり、機内食が始まるまでのつなぎとしては十分すぎるクオリティです。








その他のホットミールとして、蒸し野菜、味付け煮卵やお粥、ペストリー類については、先ほどの印象と大きく変わらず。


種類はそれなりにありますが、突出して豪華というわけではなく、実用的で無難な内容といった印象です。





お粥はトッピングを自由に組み合わせられるので、自分好みにカスタマイズできるのが楽しく、日本人にも馴染みやすい味付けでした。












ドリンクコーナーについてですが、ソフトドリンクやコーヒー類に加えて、ワインも用意されていました。赤・白ともに揃っており、朝から軽く一杯楽しんでいる利用者も見かけました。コーヒーマシンの味もまずまずで、食後の一杯としては十分なレベルです。
全体的に、中華系の空港ラウンジらしさがよく表れている構成で、特にヌードルバーと点心は滞在中のハイライトでした。中華料理が好きな人であれば、満足できる内容だと思います。
🚿 シャワールームでひと息つける快適空間
中国東方航空のラウンジには、きちんと整ったシャワールームが完備されています。長時間のフライトや乗り継ぎの合間にリフレッシュしたいとき、この設備の存在は本当にありがたいものです。
実際に利用してみたところ、水圧はしっかりとしていて、ストレスのない快適なシャワータイムを過ごすことができました。海外の空港では水圧が弱いことも珍しくありませんが、PVGのこのラウンジではその点での不満は一切ありませんでした。お湯の温度も安定していて、体をしっかりと温められるのが嬉しかったです。
気になるアメニティについてですが、特別な高級ブランドではなく、市販で見かけるようなシャンプーやボディソープのボトルがそのまま設置されているスタイルでした。とはいえ、品質自体に問題があるわけではなく、シンプルながら必要なものは揃っています。こだわり派には少し物足りないかもしれませんが、短時間のリフレッシュ目的であれば十分と言えるでしょう。
タオル類も清潔で、使用感に問題はありませんでした。広さも必要最低限ですが、スーツケースを広げる余裕はあり、着替えもスムーズにできました。ドライヤーも備え付けられていて、身だしなみを整えるには申し分ありません。
ラウンジ内のシャワールームは数に限りがあるため、利用を希望する場合は早めに申し出ておくのがオススメです。自分が利用した早朝の時間帯は空いていたため、待ち時間もなくスムーズに案内してもらえましたが、昼以降は混み合う可能性もあるかもしれません。
総じて、派手さはないけれど、しっかりと使える実用的なシャワールームといった印象です。長旅の疲れを癒し、次のフライトに向けて気持ちをリセットするにはちょうどよい空間でした。
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