
かんじんかなめたび かなめです。
今回は「ベンガルールの中のカオス」と言われている「KRマーケット」にバスを利用して行ってきた、その体験談をシェアします。
はじめに
インド・ベンガルールの街歩きでぜひ訪れてみたい場所のひとつが「KRマーケット」。花や野菜、スパイス、雑貨などが所狭しと並び、まさに地元の生活感を肌で感じられるローカル市場です。自分は今回、市内バスに乗ってこのKRマーケットを目指してみました。
日本ではなかなか体験できないローカルバス移動は、ちょっとした冒険気分。市場に到着してからは、その熱気と人々の活気に圧倒されつつも、たっぷり歩いて楽しんできました。この記事では、市内バスの利用方法から市場の雰囲気、帰りの体験まで、実際に感じたことを中心にご紹介します。これから訪れる方の参考になればうれしいです。

ベンガルールのローカル市場「KRマーケット」とは?
KRマーケット(Krishna Rajendra Market)は、ベンガルールでもっとも活気があり、そしてカオスな市場のひとつ。英語表記では「KR Market」、現地では「City Market」とも呼ばれています。野菜や果物、スパイス、花、衣類、日用品まで、生活に必要なものはなんでも揃う巨大マーケットです。
特に有名なのは、色とりどりの花々が敷き詰められた「フラワーマーケット」。早朝の時間帯に行くと、地面いっぱいに広がるマリーゴールドやジャスミンの香りとともに、インドらしい光景が目に飛び込んできます。


自分が訪れたのは平日の午前中でしたが、それでもすごい人の数。地元の人々が日用品を買いに来るため、観光地というより「生活の場」という印象でした。観光客もちらほら見かけますが、どちらかというと完全にローカル向け。日本でいうと「築地市場」+「アメ横」のような雰囲気といえば、少し伝わるでしょうか。
市内バスでKRマーケットへ向かう
ベンガルールの中心部にあるKRマーケットへは、ローカルバスでのアクセスが便利。とはいえ、初めての人にとっては、バス停の場所や乗り方に少々戸惑うかもしれません。
今回、自分が利用したのは、ホテル近くのバス停から出ているBMTC(Bangalore Metropolitan Transport Corporation)の市バス。ベンガルールのバスは赤や青、緑といったカラーで分類されていて、料金や目的地によって分かれています。KRマーケット行きは、中心部を結ぶ幹線系統なので本数も多く、比較的乗りやすい路線です。

Googleマップで「KR Market」と検索し、バスアイコンをタップすると、ちょうどよい路線と時刻が表示されました。バス番号を控えておけば安心です。とはいえ、時刻表通りには来ないのがインドスタイル。多少の待ち時間は覚悟しておいた方がいいでしょう。

バスの車体には番号と行き先が現地語と英語で書かれています。乗るときに「KRマーケット?」と運転手に確認するのも有効。乗り間違いが心配なら、Googleマップで位置情報をオンにしておくと、目的地に近づくタイミングがわかって便利です。
運賃は現金払い、今回の区間で20ルピー(約40円)。コインや小額紙幣を用意しておくとスムーズです。乗車後、車内の係員がやってきて、行き先を聞かれ、切符を発行してくれます。

バスは窓全開で、エアコンなし。でもそれがまた、インドらしさ。交通量の多いベンガルールの街をガタガタと揺られながら、ローカル気分満載の小旅行。途中、バイクのクラクションと売り子の声がミックスされたBGMに包まれつつ、約20分でKRマーケットに到着しました。
市内バスの乗り方・料金・注意点
ベンガルールの市バスは、日本の公共交通機関とは少し勝手が違います。けれども、慣れてしまえばリーズナブルで使い勝手のいい移動手段。ここでは、実際に体験した乗車方法や料金、注意点などをまとめてみました。
乗り方
ベンガルールの市バス(BMTC)は、停留所でバスがやってくるのを待つスタイル。時刻表はあってないようなものなので、「来たら乗る」が基本です。乗る際には、行き先を運転手か車掌に確認しておくと安心。英語が通じる場合もありますが、簡単な単語で「KRマーケット?」と聞くだけで伝わることが多いです。
料金と支払い方法
料金は距離に応じて変動制で、今回のホテル〜KRマーケット間では20ルピー(約40円)程度。支払いは現金のみで、乗車後に車掌が回ってくるシステム。行き先を伝えると、その場で切符を渡してくれます。※英語でのやり取りが難しい場合は、地名をスマホ画面で見せるのも有効です。
お釣りが出にくいので、あらかじめ10ルピー札やコインを用意しておくとスムーズ。クレジットカードや交通系ICカードは使えません。

注意点
- 満員バスも日常茶飯事。時間帯によってはかなり混み合います。
- 車内放送なし。現在地の表示もないので、Googleマップで確認しながらの乗車がおすすめ。
- 降車タイミングは自分で判断。バス停でドアが開いたら、すかさず降ります。
- スリ防止のため、貴重品は前掛け&チャック付きバッグが安心。
このように、事前にポイントさえ押さえておけば、ローカルバスでも十分快適に利用できます。ローカル感を味わいながら、ぐっとベンガルールが身近に感じられる移動体験でした。
KRマーケット現地の雰囲気
バスを降りた瞬間から、もう圧倒されます。とにかく人、人、人!そして牛。

市場に近づくにつれ、クラクション、呼び込みの声、スパイスや花の香り、果物の甘い匂いが入り混じり、まさに五感フル稼働状態。歩いていても、自分のペースでは進めません。前からも横からも後ろからも、人が次々に流れ込んできます。




屋内の建物に入ると、天井の低さと光の入りにくさで、少し薄暗く感じます。そこに並ぶのは所狭しと積まれた商品たち。花輪を編む人々、野菜や果物の山、スパイスの袋、布地の束、そして作業に没頭する人々の姿。雑多で混沌としながらも、そこには暮らしのリズムが確かに存在していました。

ふと足を止めると、知らないおじさんが話しかけてきたり、子どもが笑いかけてきたり。「写真撮って!」と陽気にポーズを決める人もいれば、「買っていけ」と力強く勧めてくる人も。
観光地というより、完全なる生活の場。でもだからこそ、地元の暮らしが肌で感じられる、濃厚な体験でした。衛生面はお世辞にも良いとは言えないので、靴はスニーカー推奨です。
市場で見つけたもの・感じたこと
KRマーケットを歩いていて、まず目に飛び込んでくるのが鮮やかな色彩の世界。特に印象に残ったのは、花市場の圧倒的なボリューム感です。マリーゴールドをはじめとする色とりどりの花が、バケツに山盛りに詰められ、道にまであふれ出していました。売り子たちはリズムよく花輪を編み続け、それを買いに来るお客さんたちとのやりとりも活気に満ちています。



そのすぐ横では、山積みにされた玉ねぎやジャガイモ、チリなどの野菜類が並び、買い付けに来たらしき飲食店の人たちが価格交渉中。さらに奥に入ると、香辛料のセクション。袋に詰められたクミン、ターメリック、コリアンダーなどが香りを放ち、スパイス天国インドらしさを感じさせてくれます。




また、手縫いの布やサリー、宗教用品、日用品なども揃っており、まさに「生活すべてがここで揃う」市場でした。床に並べて売っている屋台も多く、観光客としては「買う」というよりは「歩いて見て回る」だけでも十分に面白い体験。









ただ、人が多くて身動きが取りづらい場面もあり、スリやひったくりには注意が必要です。バッグは体の前に、ポケットは使わないのが無難でしょう。




こんなにローカル感に溢れていて、かつリアルな生活を感じられる市場は、なかなか他の都市でも出会えない場所。歩き疲れて一息つくころには、「あぁ、インドに来てるんだな」としみじみ感じることができました。









帰りのバス利用は?実際の体験

KRマーケットの熱気に包まれた数時間。せっかく来たのだからと、マーケットの建物だけでなく、周辺の街並みもぶらぶらと散策してみました。雑多な車とバイクが交差する中、生活感あふれる路地裏に入ると、布屋、靴屋、香辛料店などが所狭しと並び、呼び込みの声とクラクションの音でにぎやかそのもの。





市場を歩いていると、屋台にずらりと並べられた大きな果実を発見。「パルミラヤシ」というインドならではのフルーツらしい?興味津々で一つお願いすると、店のおじさんがその場でナイフを使って手際よく皮をむいてくれました。
中から出てきたのは、ぷるぷると半透明な果肉。かじってみると、じゅわっと果汁が口に広がり、思わず「おぉ」と声が漏れるほど。…が、気を抜いたせいか果汁がこぼれてしまい、手は果汁まみれに(笑)。でも、それも旅の醍醐味。
珍しい食感と優しい甘さがクセになりそうな美味しさでした。
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そんな中、行列ができている屋台を発見。近づいてみると、どうやらさとうきびジュースの店のよう。カットしたサトウキビをゴリゴリと圧搾機に通し、ライムと少しのジンジャーを加えた出来立てジュースをプラカップに注いでくれます。炎天下を歩いた身体に染み渡る、ほのかな甘さと清涼感。10ルピー(約20円)で、地元の人に混ざって、しばしの一服。



レモンジュースの屋台でも一杯。



その後は、お腹を満たすべくローカル感たっぷりのビリヤニ屋へ。店頭で大鍋から豪快に盛られるチキンビリヤニ。中にほぐされたチキンがごろごろと入っていて、見た目以上にボリューム満点。辛さの中にも旨みがあり、スパイス使いにインド料理の奥深さを感じました。席に座って食べられる分、ゆっくりと休憩もできて、ありがたかったです。


帰りは再びバスで。マーケット周辺には複数のバス停があり、路線番号を確認して乗車。行きと違って帰りは満席状態で、立っての移動に。このあたりは、さすがインド。でも料金はやはり安く、ローカル移動ならこれが一番コスパ良しです。
実際に利用してみた感想
KRマーケットへの訪問は、ベンガルールの「日常」にグッと近づける体験でした。観光地として整備された場所ではなく、あくまで「地元民のための市場」だからこそ、リアルな生活の熱気がそこかしこにあふれています。




市内バスでの往復移動は、たしかに少し戸惑う場面もありましたが、言葉が分からなくても何とかなるのがインドの面白さ。隣に座ったおじさんが目的地を教えてくれたり、バスの乗務員がゼスチャーで教えてくれたり…インドの「人のあたたかさ」にも触れることができました。
そして、マーケット周辺で味わったさとうきびジュースやビリヤニといったローカルグルメも、この旅を彩る重要なピース。食文化の豊かさ、パワフルなエネルギー、どれも「インドだなあ」としみじみ感じる瞬間ばかりでした。
正直、人混みはハードですし、香辛料の香りが濃くてクラクラする場面もありましたが、それも含めて「旅の醍醐味」。体調と相談しつつ、短時間の滞在でも十分に楽しめるスポットだと思います。

ベンガルール猫助
次回予告
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