インド ベンガルール#6 COVID-19陽性と診断されてからの5泊6日入院体験談【Sakra World Hospital】【海外旅行保険を活用】

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かなめ
かなめ

かんじんかなめたび かなめです。

これまで60か国以上訪問して年間の半分以上を海外で過ごす自分ですが、初の海外での通院です。

  1. はじめに:通院からの陽性判明と入院決断
    1. 突然の連絡「COVID-19陽性です」
    2. 入院を決断した理由
  2. 入院初日(Day 1)
    1. チェックアウトと入院準備、再びUberで
    2. 救急入口での手続きと隔離対応
    3. 入院開始、夜の第一食に驚き
    4. 深夜になっても検査は続く
  3. 入院2日目(Day 2)
    1. 朝は点滴・採血からスタート
    2. 紅茶のはずがコーヒー登場?
    3. 新聞配達と朝食
    4. 診察と検査ラッシュ
    5. ランチタイムも一騒動
    6. 検査・配布・ジュース・処置
  4. 入院3日目(Day 3)
    1. 「部屋から出るな」生活、継続中
    2. 勝手に決まったダイエット食?
    3. 指酸素は96、復活の兆し
    4. 日本語サポートのありがたさ
  5. 4.入院生活:Day 4 ― 小さな回復と、ささやかな幸せ
    1. 咳、止まらず。酸素は回復
    2. 抗生物質トリオ、フルコースでお届け中
    3. 英語の壁、厚いようで薄いようで厚い
    4. 朝5時の吸入器、つらい
    5. 昼ごはんが、ちょっと豪華で嬉しい
  6. 入院5日目(Day 5)
    1. 退院…できるのか?いや、できるハズ!
    2. 「Excellent!」に一喜一憂
    3. 飽きてきた、でも美味い。チキンポリッジ
  7. 入院生活:Day 6 ― 退院日、なのに長すぎる
    1. 朝からインドらしいスタート
    2. 無事に陰性判定 → ドクターから退院OK
    3. 退院手続き、長すぎ問題
  8. 入院費用とサポート内容 ― 海外旅行保険の真価を実感!
    1. 入院費用の内訳
    2. 海外旅行保険でキャッシュレス!これが神対応
    3. 退院後も保険で延泊カバー
    4. ホテルはMoxyでリフレッシュ

はじめに:通院からの陽性判明と入院決断

前回のあらすじ 4日目に通院

突然の連絡「COVID-19陽性です」

旅の7日目、朝から咳が止まらず、再びSakra World Hospitalを訪れることにしました。
前回同様、日本語ヘルプデスクの方が対応してくださり、医師の判断で念のためにCOVID-19検査とインフルエンザ検査を実施。
正直なところ、ただの風邪の延長だと思っていた自分は、この時点では軽い気持ちで検査を受けていました。

ところが翌日、ジャパニーズヘルプデスクより1本の電話。「COVID-19陽性」の報せと、「入院の勧め」がありました。体調も悪化の一方だったことと、部屋にいて寝ているよりならと、入院することを決めました。

入院を決断した理由

自分自身も明らかに体調が悪化しており、熱もあり、咳もひどくなる一方
ホテルの一室で一人寝込むよりも、医療スタッフがそばにいる病院の方が安心できるのでは――。
さらに、海外旅行保険に入っていたため費用負担は無いこともあり、入院を決断しました。

入院初日(Day 1)

チェックアウトと入院準備、再びUberで

まだ宿泊予定が残っていたホテルを急きょチェックアウトし、必要なものをスーツケースに詰めて再びUberで病院へ向かいました。保険会社からはすでに「Uberでの移動もカバーされる」と聞いていたので、不安はなく、移動に集中できました。

到着時刻は夕方18時半ごろ
ジャパニーズヘルプデスクから電話で「COVID-19の患者は通常の入口ではなく、救急入口から」と案内されていたので、救急専用の入口へと移動しました。

救急入口での手続きと隔離対応

救急受付でジャパニーズヘルプデスクの担当者を呼んでもらい、すぐに手続きを進めてもらいます。この時点ですでに話すのも辛かったため、スタッフの存在が本当にありがたかったです。

待機場所として案内されたのは分離個室のようなスペース
ここでまず、血圧・体温・指酸素濃度などのチェックが行われました。
ちなみにこの時の指酸素濃度は94。この数値が後の治療方針に大きく関わることになります。

そして、そのベッドの横には――
なぜか、バナナの房が鎮座している(笑)

昨日の誰かの残り物か、歓迎の意味なのか…。
もうなんでも「インドらしい」と受け入れるしかありません。ヨシとします。

入院開始、夜の第一食に驚き

その後、個室の準備が整ったとの連絡があり、病室に案内されたのは20時過ぎ

インドでは家族や使用人など付き添いがいることがデフォルトらしく、付添人用のベッドも準備されていました。自分には関係ないベッドですが。
病院着に着替えてベッドに横になっていると、21:40に夜ご飯が運ばれてきました

驚いたのはその内容。
チキン粥と1リットルのミネラルウォーター、さらに海苔・フライドガーリック・ネギ・ゴマ・唐辛子・黒酢が添えられた豪華なセット。
「インド、やればできる」
体調はつらいままでしたが、思わず心がほぐれる瞬間でした。

個室にトイレやシャワーもあるので、気持ちが楽です。

ただ、その時点で「これから点滴とレントゲンがある」と言われており、深夜まで続くことを予感したのでした。

深夜になっても検査は続く

22:50、レントゲン。車椅子で運ばれました。

0:10、採血

0:35、錠剤とシロップを飲みます。

1:15、点滴開始。

夜中も点滴からエラー音が鳴り響き、起こされ、早朝へ続きます…。

入院2日目(Day 2)

朝は点滴・採血からスタート

6:15、まだ外も薄暗い頃、スタッフに起こされて点滴の差し替え、採血、そして指酸素濃度の測定。寝起き直後にいきなり針を刺されるインパクト…インドの朝は刺激が強いです。
6:20にはネブライザーを装着されます。霧状の薬が肺にしみます…。
6:30、指酸素濃度は94。ギリギリのラインで粘っている感じ。

紅茶のはずがコーヒー登場?

7:15、再び採血。何本取るつもりなのでしょうか。
前日に「ブラックティー?ノーマルティー?」と丁寧に確認されたので「ブラックティー」と答えたのに、届いたのはブラックコーヒー。この会話、一体なんだったのか…。しかも紅茶は来ず。インドあるある発動。

新聞配達と朝食

7:55には新聞が配達されます。なんと、病室に新聞まで付くとは。個室の恩恵か。
8:45、朝食。チキンサンドイッチ、フルーツ、そして…紅茶じゃない、やっぱりコーヒー。
なぜか頼んでいないフルーツボウルまで出てきて、「あ、朝食でフルーツ頼まなきゃよかった…」と若干後悔。
そして勝手にダイエット食になっている…お粥とかのことでしょうか?

診察と検査ラッシュ

9:25、採尿。
9:40、ランチの希望を聞かれたので「チキンスープとミルクティー」とオーダー。
9:45、検温96.5℉(35.8℃)。
9:55、回診。肺のレントゲン結果で「白くなっている部分がある=肺炎の兆候」とのこと。指酸素濃度は96に回復していたものの、最低でも4日は入院との通告
10:30、CTスキャン実施。

11:10、イソジンうがい薬を処方。抗生物質の点滴投与も開始。これがまた血管の内側を押されるような痛みで、なかなかのもの。

ランチタイムも一騒動

12:35、またしてもフルーツボウルが運ばれてくる。「またか!」と突っ込みながらもありがたくいただきました。


13:25、ランチ。チキン粥。ここでミルクティーは来ず。

13:35、夕飯の希望を聞かれ、「チキンポリッジで」とお願い。
13:40、ランチ中に回診再び。多忙な時間帯です。
13:50、ここでもミルクティーは来ず、ココナッツジュースが現れます。「インドしっかりしてくれ…」。これも含めて“ザ・インド”。

検査・配布・ジュース・処置

14:50、再度COVID-19検査。まだ陰性にはならず。
15:15、シャンプーや石けん、タオルなどのアメニティセットが配布される。地味に嬉しい。

18:20、今度はスイカジュースがやってくる。インド、ジュース文化強い。
18:25、指酸素濃度測定。

19:05、再びネブライザー、採血、そして抗生物質点滴。夕方のラッシュタイム。

20:05、夕飯はチキンポリッジ。優しい味でホッとしました。
20:30、点滴を一時外してシャワーへ。シャワーが浴びられるありがたさ…
21:00、点滴再開。指酸素濃度は96。落ち着いたところでようやく1日が終わりました。

しかし夜間も点滴のエラーが鳴り響き、ナースコールを押すことになります。

入院3日目(Day 3)

「部屋から出るな」生活、継続中

当然といえば当然ですが、「部屋から出るな」とのお達し。
COVID-19陽性+肺炎併発なので、完全隔離は仕方ないですね。
でも、その結果……撮れる写真も内容も、毎日ほぼ同じようなものに。景色も変わらず、会うのも看護師さんと医師のみ。これぞ、入院生活。

勝手に決まったダイエット食?

地味に辛いのが、「勝手にダイエット食を指定されている」という事実。
最初は「なんかヘルシーだな〜」くらいに思っていたけれど、だんだん気づく。

毎食、味が薄い。量も控えめ。
「誰がこの食事を決めたの?」と聞いたら、「ドクターです」との回答。
まぁ、そりゃそうです。正解。間違ってない。

でも、お腹が空いて仕方がない。 点滴で栄養は取ってるんでしょうけど、やっぱり“噛んで食べたい”という人間らしい欲求には抗えません。

指酸素は96、復活の兆し

そんな中でも、身体は少しずつ回復傾向。
この日の指酸素濃度は96
安定してきていて、「点滴のパワーってすごいな…」と改めて実感。

見た目は地味でも、やっぱり医療は科学。効いてるものは効いてる。

日本語サポートのありがたさ

そして、忘れてはいけないのがジャパニーズヘルプデスクの存在
英語で最低限の会話はできていても、やっぱり専門用語や細かいニュアンスになると不安が残ります。

「これ、どう解釈すればいいの?」
「この薬、何のため?」
「明日の予定ってどうなるの?」

そんな時、日本語で確認できる安心感は絶大でした。
“言葉が通じる”というだけで、不安の大部分が消える。

それが全て金銭的にも負担0なのですから、海外旅行保険は絶対に必要と改めて感じました。

4.入院生活:Day 4 ― 小さな回復と、ささやかな幸せ

咳、止まらず。酸素は回復

入院して4日目。朝イチで測った指酸素は、なんと97まで回復! 初日の94からじわじわ上がってきていて、数値だけ見れば完全に復活傾向。でも、現実はそんなに甘くない。
咳は相変わらず止まらず、むしろ咳き込みすぎて、胸が筋肉痛に…。ときどき咳で腹筋も攣りそうになる。体力がジワジワ削られていく感覚。
倦怠感もハンパなくて、まるで鉛の毛布をかぶっているかのよう。うーん、まだまだ出口は遠い。

抗生物質トリオ、フルコースでお届け中

朝から晩まで、点滴 → 注射 → 経口薬の抗生物質三連発。たぶん今、人生でいちばん抗生物質を摂取している自信がある。
でも、これだけブチ込まれてるんだから効いてくれなきゃ困る。実際、酸素数値は上がってるし、体の芯が少し軽くなった気もする。
インド、やればできるやん。

英語の壁、厚いようで薄いようで厚い

担当の先生の英語が、びっくりするほど聞き取りやすくて感動。まるで英語の教科書の録音テープみたいな滑舌で、ちゃんと意味がわかる。ありがたや。
一方、看護師さんはというと…早口英語すぎて、脳が処理を諦める。
「プリーズ・スピーク・スローリー…」とお願いしても、秒速で返されてまた頭が真っ白に(笑)
いや、これはもう、耳の筋トレでした。

朝5時の吸入器、つらい

この日いちばんの衝撃はコレ。
朝の5時、ぐっすり寝てたら、いきなり起こされて「ネブライザーつけまーす」ときた。
え、え? せめて6時くらいまで寝かせてほしい…。
寝ぼけ眼で吸入器を装着され、「今、自分なにしてるんだっけ?」状態。インドの朝、容赦ない。

昼ごはんが、ちょっと豪華で嬉しい

そんな中、昼ごはんがちょっと豪華だった。これはテンション上がります。

体はしんどいけど、食べることだけは楽しみにしてる自分がいる。
小さな喜びって、入院生活においてはめちゃくちゃ大事。
「ちょっと豪華」ってだけで、今日はいい日な気がしてくる。
…あ、ちなみに咳は止まってません(泣)

入院5日目(Day 5)

退院…できるのか?いや、できるハズ!

今日もあちこち検査されて、入院生活もいよいよ終盤戦。
何も異常が無ければ、明日には退院できるハズ。たぶん。きっと。願望込み。

でも、インドなので何が起きても驚かない覚悟は必要(笑)。

「Excellent!」に一喜一憂

X-ray(X線検査)の時、何度も耳に入ってきた「Excellent!」という単語。
おぉ、ついに自分の肺が褒められたか? と思いきや……。

看護師さんに「Excellent!」と言われて、普通に「Thank you」とニヤニヤしながら返事。

あとで冷静になるとどうやら、「Excellent」⇒「X-ray」と言っていたような…。自分の語学力が恥ずかしすぎて、笑えてくるレベル。
でもまあ、「ありがとう」と言える自分も、ちょっと好き(開き直り)。

飽きてきた、でも美味い。チキンポリッジ

毎日出てくるチキンポリッジ。最初は「インドなのに美味い」と感動したけど、さすがに4日目にもなると飽きてきました。

味はちゃんとしてるし、優しい味なんです。
でも、これしか出てこないとなると、話は別。

朝のミルクティー → 朝食 → フルーツのおやつ → 昼ご飯と続く日課も、少しずつマンネリ感。

でも、健康になってる実感はあります。それがすごい。インド、やればできる子。

入院生活:Day 6 ― 退院日、なのに長すぎる

朝からインドらしいスタート

ついにこの日が来ました、退院日。

「朝はチャイでも飲んで、静かに病院ライフを締めくくろう」と思っていたら……なぜか ラッシー登場。
頼んでいませんが!?
インド、最後の最後まで油断ならない。でもまぁ、体に良さそうですし、無料なのも確認したので、ありがたく頂きました。

無事に陰性判定 → ドクターから退院OK

朝食を終えたタイミングで、ドクターの回診。
「昨日の検査で COVID-19 は陰性だったよ」とのこと。
これで 正式に退院OK が出ました!
退院は午後とのことなので、「じゃあ昼ご飯は出るね」と自然な流れ。
うん、それでこそインド病院のホスピタリティ(笑)

退院手続き、長すぎ問題

ここからが長かった…。
・費用の精算
・保険の適用確認
・処方薬の説明
・診断書のチェック

これらを全部終えたのが、なんと18時半。
いやいや、「午後」って言ったけど、これはもはや「夜」ですよね。
でも、スタッフから「夜ご飯もサービスで出します」と言われ、
「なら、仕方ないか…」と納得するあたり、自分の安さを実感(苦笑)
ちなみに、この日の夕食もやっぱりチキンポリッジ。最後までポリッジ三昧!

結局20時くらいに病院を出ました。

入院費用とサポート内容 ― 海外旅行保険の真価を実感!

入院費用の内訳

気になる費用はこちら。

  • 入院費・薬代(5泊6日):約20万ルピー(約40万円)
  • 日本語通訳・アテンダント費用:約1,400ドル(約21万円)
  • 合計:約61万円

高いと思うかもしれませんが、ベンガルールのこのレベルの私立病院なら、1泊約10万円が相場。
ICUじゃないし、部屋も個室。検査も色々したし、抗生物質もガンガン投与されたし、妥当な価格帯です。

海外旅行保険でキャッシュレス!これが神対応

そして何よりありがたかったのが、クレジットカード付帯の海外旅行保険でキャッシュレス対応してもらえたこと。
保険会社とのやり取りも日本語アテンダントがしてくれたので、安心・確実。
支払いは、退院時に薬代の一部をクレカ決済しただけ。現金も使っていません。

退院後も保険で延泊カバー

体調的にすぐ飛行機に乗れず、次の都市への便は土曜発しか取れず。
結果、ベンガルールでさらに3泊延泊決定。
でも、保険会社に確認したところ、
「旅程の復帰まで全額担保」してくれるとのこと。電話確認も済みで、これまた安心。

ホテルはMoxyでリフレッシュ

せっかくの延泊、宿泊先は空港そばのマリオット系「Moxy」に決定。
医療生活から解き放たれ、ちょっとオシャレな空間で、次の旅路に備えることにします。

というわけで、インド入院ライフ5泊6日リアル体験記、完結です。
体はしんどかったけど、貴重な経験とネタになりました(笑)
海外での医療対応、保険、そしてインドの本気(?)に触れた6日間でした。

体調を崩しやすいことで有名なインド旅。自分にとっては海外旅行保険が欠かせません。
今回の旅でも例にもれず、自分も保険のお世話になることになりました…。

そんな時に役立ったのが楽天プレミアムカードにも付帯している「自動付帯」の海外旅行保険。
特別な手続きなしで補償が受けられるので、いざという時の安心感が全然違いました。

さらにプライオリティパス特典でラウンジも利用できるので、空港で体調を整えたり休憩したりする場面でも大活躍。

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今回の旅では体調を崩し、入院をすることになってしまいました。その際、なんと日本で入っていた医療保険の入院給付金の対象になることが分かりました。

自分も実際に給付金を受け取ることができ、大変ありがたかったです。こうした経験をきっかけに、改めて自分の保険内容を見直すことに。

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