
かんじんかなめたび かなめです。
イギリス植民地時代の風格を残すムンバイのチャトラパティ・シヴァージー・マハーラージ・ターミナス駅。最終日に立ち寄ったその姿に、ちょっとした感動を覚えました。
はじめに|ムンバイで出会った壮麗な世界遺産
インド・ムンバイの旅もいよいよ最終日。
ローカルバスに揺られながら向かったのは、世界遺産にも登録されている「チャトラパティ・シヴァージー駅(旧ビクトリア・ターミナス駅)」。
駅なのに世界遺産?と最初は驚きましたが、実際に目の前に立ってみると納得。イギリス統治時代の名残を感じる壮麗な建築がそこにあり、旅の最後にふさわしい、インドの歴史と多様性を肌で感じられる場所でした。


駅の正面には2体の彫刻が立っていて、左にイギリスを象徴する「ライオン」、右にインドを表す「トラ」。こうした細部にも当時の政治的・文化的な背景が見て取れ、ただの鉄道駅とは一線を画す魅力があります。
たった10円(5ルピー)で到着したこの駅は、観光地としての価値も非常に高く、ムンバイに訪れたならぜひ立ち寄ってほしい場所のひとつ。この記事では、この駅の歴史や見どころ、アクセス方法などを写真付きで詳しくご紹介していきます。
チャトラパティ・シヴァージー駅とは?
チャトラパティ・シヴァージー駅(Chhatrapati Shivaji Maharaj Terminus、略してCSMT)は、ムンバイ市内にある中央駅で、かつては「ビクトリア・ターミナス」と呼ばれていました。現在でも市民の間では「VT駅」と呼ばれることもあり、ムンバイの交通の中心地です。
この駅がただの鉄道駅と一線を画すのは、その建築美と歴史的価値にあります。1887年、イギリス統治下でヴィクトリア女王の即位50周年を記念して建てられたこの駅は、ゴシック・リバイバル様式にインドの伝統的な装飾を融合させた、まさに東西文化のミックス。2004年にはユネスコの世界遺産に登録されました。

外観はまるで宮殿のようで、繊細な彫刻が施されたドーム屋根や、尖塔、ステンドグラスの窓が特徴。駅正面にある「ライオン(イギリス)」と「トラ(インド)」の彫像は、植民地時代とその後の独立という歴史の象徴として、今も大切に保存されています。
内部も見どころ満載で、鉄骨アーチや飾り天井、細かな石彫など、当時の技術と美意識が感じられるデザインがあちこちに。駅として機能しながら、文化財としての役割も果たしています。
ちなみに、映画『スラムドッグ$ミリオネア』のダンスシーンでもこの駅が登場しており、世界中の観光客にも知られた存在となっています。
行き方とアクセス方法|バス・電車で簡単アクセス
チャトラパティ・シヴァージー駅(CSMT)は、ムンバイ中心部に位置しており、観光客でもアクセスしやすい便利なロケーションです。筆者もローカルバスに乗って簡単に訪れることができました。
ローカルバスでの行き方
ムンバイのローカルバスは、なんと1回わずか5〜6ルピー(約10〜12円)という驚きの安さ。CSMT行きのバスは市内各所から出ており、「CSMT」または「VT(ヴィーティー)」と表示されている路線に乗ればOKです。地元の人に聞けば丁寧に教えてくれますし、Googleマップでもバスルートの検索が可能です。

筆者は5ルピーのバスに揺られながら、ムンバイの日常風景を楽しみつつ駅前に到着しました。乗車時間は場所にもよりますが、市内中心部からであれば20〜30分ほどです。
鉄道での行き方
ムンバイ市内は郊外鉄道網が発達していて、チャーチゲート駅やダダール駅など主要駅からもCSMTまで直通電車が多数運行しています。ローカル線を使う場合、少し混雑に驚くかもしれませんが、スリリングでローカル感たっぷりの移動になりますよ。
観光で訪れるなら、混雑を避けて朝夕のラッシュを外した時間帯の移動がオススメです。
チャトラパティ・シヴァージー駅の見どころと建築美
チャトラパティ・シヴァージー駅(CSMT)は、まさに“駅の枠を超えた”壮麗な建築物。初めてその姿を見たとき、「ここ本当に駅!?」と驚く人も多いはずです。
ゴシック様式×インド文化の融合
この駅は、1887年にイギリス統治時代の記念事業として建てられたもので、ヴィクトリア朝のゴシック建築とインドの伝統様式が見事に融合しています。尖塔やステンドグラス、大理石の彫刻など、まるでヨーロッパの教会のような華やかさがありつつ、どこかエキゾチックな雰囲気も漂います。

正面ファサードにあるドームや彫刻は圧巻で、建築に興味がない人でも見入ってしまうほどの美しさです。写真を撮るなら、日中の自然光がきれいな午前中〜昼過ぎがおすすめです。
駅前のシンボル「ライオンとトラ」
駅の入口前には、門柱の左右に「ライオン」と「トラ」が配置されています。これは、それぞれ「イギリス(ライオン)」と「インド(トラ)」を象徴しており、まさにこの駅が歩んできた歴史そのものを表しています。
筆者が訪れたときも、観光客や地元の人たちがスマホやカメラで写真を撮りまくっていました。ムンバイの観光名所の中でも、ここは特に“インドの歴史を目で感じられる場所”です。
観光の注意点とベストな訪問時間
チャトラパティ・シヴァージー駅(CSMT)は、観光名所であると同時に、ムンバイ最大級の“現役”鉄道ターミナルでもあります。平日・週末問わず、早朝から深夜まで多くの人で混雑するため、訪問の際はいくつか注意点があります。
駅構内は混雑必至!スリ対策を忘れずに
構内に足を踏み入れると、そこはインドの日常そのもの。人の流れが早く、ホームには次々と列車が到着・発車していきます。観光に夢中になりすぎて荷物やスマホの管理が甘くなりがちなので、リュックは前持ちにする、財布は分散させるなど最低限のスリ対策を。
また、駅構内の撮影には一部制限があるので、警備員に注意される可能性もあります。建物の外観や構内の天井、装飾などを写真に収めたい方は、撮影は手早く・マナーを守って行いましょう。
ベストな訪問時間は午前中
できれば朝10時頃までに到着するのがおすすめです。日差しが強すぎず、建物のディテールもしっかり見られますし、観光客でごった返す前に写真も撮りやすくなります。
昼前には駅前も混雑してくるので、撮影や見学をじっくり楽しみたい方は早めの行動が吉。駅前広場には軽食の屋台やドリンクスタンドもあるので、小休憩を挟みながら観光できます。
チャトラパティ・シヴァージー駅から空港へ:インド旅の締めくくり
世界遺産のチャトラパティ・シヴァージー駅を堪能したあとは、腹ごなしのために駅前のマクドナルドへ。頼んだのは、チキンバーガーとレモンティーのセット(69ルピー、約140円)。日本のマックとはまた違った味つけで、意外と美味しかったです。インド最後のごはんがファストフードというのも、なんだか旅の余韻を感じさせるチョイスでした。






いよいよムンバイともお別れ。名残惜しさを感じつつ、Uberで空港へ向かいました。
空港は「出発4時間前」まで入れない?
ムンバイ国際空港では、保安の都合上、出発の「4時間以上前」には空港建物内に入ることができません。入口で警備員にチケットとパスポートをチェックされます。自分はチケットがカウンターで発券されることになっていたので、予約画面を見せましたが、日本語だったため、時間がかかってしまいました。
Uberはやっぱり便利!
ムンバイでは何度もUberを利用しましたが、空港へ向かうラストライドも快適でした。値段も明確、ボッタクリの心配もなし。特に荷物が多い時や体調が万全でない時には本当に助かります。
歴史と混沌が交差する街ムンバイの魅力
ムンバイは、まさに「インドの縮図」と呼ぶにふさわしい都市でした。イギリス統治時代の面影を残す壮麗な駅舎、世界遺産の石窟寺院、活気あふれる屋台とローカルマーケット、そして突然目の前で起こった船の沈没事故まで──予想もつかない出来事に満ちていて、一瞬たりとも退屈しない日々でした。
街を歩けば、ロールスロイスの隣にオートリキシャが走り、タワーマンションの足元で人々が寝ているという、極端な格差社会の現実も目に入ってきます。それでも、多くの人が笑顔でこちらに話しかけてくれたり、写真を撮ってくれたり、観光客に優しい空気を感じました。
グルメも豊富で、サトウキビジュースやラッシー、スパイスたっぷりのマサラカレーなど、五感を刺激されっぱなしの毎日。体調を崩してしまうハプニングもありましたが、それすらも旅の思い出として心に残っています。
ムンバイは、万人におすすめできる「快適な街」ではないかもしれません。けれど、挑戦心や好奇心を持って訪れるなら、きっと他のどこにもない、濃密な旅体験があなたを待っています。

旅慣れてきた今でも、やっぱり予期せぬトラブルは避けられません。だからこそ、出発前に「万が一の備え」は本当に大事だなと、身をもって感じました。
自分は長年、楽天プレミアムカードを利用していました。今はインビテーションを受けて楽天ブラックカードを利用していますが、どちらにも「自動付帯」している海外旅行保険を活用して、余計な手続きなしに安心を持ち歩いています。
もし興味があれば、ぜひチェックしてみてください👇
【楽天プレミアムカード公式サイト】

ちなみに、海外旅行中の入院でも、日本の医療保険の入院給付金が出ることがあるのをご存じでしょうか?自分は、正直かなり驚きました。
海外で入院した経験を機に保険内容を見直してみるのも大切だと実感。
無料でプロに相談できるサービスもあるので、気になる方は活用してみるのもおすすめです👇
👉 【生命保険相談サービス公式サイト】いくつか掲載します。

↑無料相談で全員ハーゲンダッツもらえるそうです。

↑無料相談で全員ミスドチケットもらえるそうです。

人気ブログランキングとにほんブログ村に参加しました。
よろしければ2つとも「ぽちっと」お願いします。

人気ブログランキング

にほんブログ村
旅、日常、全てを揃えてます。


コメント