羽田空港HND【JALサクララウンジ(国際線)】ラウンジレビュー プライオリティパス使用不可【2025年9月】

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かなめ
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かんじんかなめたび かなめです。

羽田空港国際線でJALのサクララウンジを利用しました。混雑の様子や食事、設備など、実際に体験した内容を正直にレビューします。

基本情報

場所
羽田空港 国際線ターミナル(第3ターミナル)、出国審査・保安検査通過後、114番搭乗口界隈のラウンジエリア。本館ファーストクラスラウンジに隣接しています。2023年に4階側の拡張エリアが開設され、これまでの5階「サクララウンジスカイビュー」部分と併設して稼働中。

営業時間
午前6時から最終便出発便まで

利用対象者
JALおよびワンワールド提携航空会社の以下の搭乗者・ステータス保持者:

  • JAL国際線ビジネスクラス・ファーストクラス搭乗者
  • JALマイレージバンク(JMB)上級会員(サファイア、プレミア、ダイヤモンド等)
  • JALグローバルクラブ(JGC)会員
  • ワンワールドステータス保有者(エメラルド・サファイア等)
  • 搭乗クラスおよび会員資格に応じて同行者1名招待可
  • ※プライオリティパスでの入室は不可

席数・規模
2023年に既存の5階スカイビュー(約403席)と新設の4階(約379席)を合わせて約780席に拡大され、国内空港ラウンジの中でも最大級の規模になりました。

主な設備・特徴

  • 「ザ・ダイニング」エリア:大きな窓を備え、食事・飲食を楽しめる主要スペース。モバイルオーダー対応のテーブルも設置。
  • 食事提供方式:衛生・食品ロスの観点から、ビュッフェ形式を見直し、スタッフによる取り分け形式やモバイルオーダー方式も。
  • シャワールーム:拡張時に9室(4階と5階合わせて)のブース設置。
  • マッサージチェア:ラウンジ内数か所に配置。半個室風のチェア設置エリアもあり。
  • 窓面・眺望:ラウンジの「ザ・ダイニング」側や窓側シートから滑走路・駐機場が見渡せる設計。大きなガラス面を用い、開放感を確保する意匠。
  • 多様な席種:テーブル席、ソファ席、カウンター席、窓際席など、用途・人数に応じて選べる構成。
  • ロッカー:スカイビューエリアにあり(48個)

ラウンジ内の雰囲気

朝の時間帯に訪問しましたが、下階のサクララウンジ本体はかなりの混雑で、人の流れが渋滞するほどでした。その点、上階の「サクララウンジ スカイビュー」は、同じ利用客が分散するためか、やや落ち着いた印象。とはいえ、静寂というほどではなく、あくまで「少し余裕があるかな?」程度です。
大きなガラス窓からの外の眺めは、下階よりも優れており、飛行機を眺めながら過ごせるのがポイント。ANAのラウンジと比較すると、明るさやデザインの雰囲気はJALの方が好印象でした。

フード

サクララウンジのフードといえば、やはり名物の JAL特製カレー。今回も多くの利用者が列を作っており、変わらぬ人気を実感しました。カレーはコクがあり、程よいスパイス感で、ラウンジ滞在中につい一度は食べてしまう定番メニューです。

そのほかにも、唐揚げや焼きそば、卵料理、パンやサラダなどの軽食が用意されており、しっかり食事をしたい人から小腹を満たしたい人まで幅広く対応できるラインナップです。朝の時間帯には、スクランブルエッグやソーセージといった洋朝食スタイルのメニューが並んでいました。

また、デザートやフルーツ類も充実しており、ちょっとした甘味を楽しむことも可能。

QRコードで注文できるメニューもあります。

以前ファーストクラスラウンジで味わった充実度には劣る部分もありますが、サクララウンジは全体として「食事の選択肢が多く、安定感のあるバランスの取れた構成」という印象を受けました。

ドリンク

アルコール類はビール、日本酒、焼酎、ウイスキー、ワインと一通り揃っており、セルフで楽しめるスタイル。特に日本酒や焼酎は種類が複数あり、和食と合わせて味わうこともできます。

モーニングタイムにはコーヒーや紅茶、ソフトドリンクを手に取る人が多く、バランスの良いラインナップという印象。


サクララウンジ限定のレモネードが美味しいのでおすすめです。

全体的に「特別な銘柄が並ぶ」というよりも、安定感と使い勝手を重視した内容です。そのぶん、気軽に立ち寄って自分のスタイルで過ごせるのがサクララウンジの強みだと感じました。

シャワー

シャワールームが備わっており、出発前にさっぱりできるのは嬉しいポイントです。

入口付近のカウンターで受付を済ませ、順番が来れば利用可能。室内は清潔に保たれており、アメニティも充実しています。シャンプー・コンディショナー・ボディソープは日本製ブランドを採用しており、使用感も良好。タオル類は厚手で吸水性が高く、フライト前に快適に整えることができます。長時間フライト前や、夜行便に乗る際には特にありがたい存在です。

Wi-Fi・設備

Wi-Fiはスムーズにつながり、速度も問題ないレベル。メールや動画視聴も不自由なくこなせました。座席周りには電源・USBポートが配置されており、PCやスマートフォンを充電しながら作業可能。奥まったエリアにはマッサージチェアコーナーがあり、短時間ながらもリフレッシュに最適です。さらに、このスカイビューは上階に位置しているため、窓際からは羽田空港の駐機場を一望できるのも特徴。開放感と実用性を兼ね備えた設備環境といえるでしょう。

仮眠スペース

サクララウンジの最大のメリットは、同フロアに仮眠スペースが用意されている点です。以前ファーストクラスラウンジのレビューでも触れましたが、こちらも同様にリクライニングチェアが並び、照明が落とされた落ち着いた空間。長旅の合間に少し横になって休むには最適で、一般的なサクララウンジにはない設備です。利用者が多い時間帯でも比較的静かに過ごせるため、深夜便や乗り継ぎ前の休憩に重宝します。

総評

羽田空港国際線のJALサクララウンジは、上階からの景色と仮眠スペースの存在が大きな魅力です。特に窓から広がる駐機場の眺めは気分を高めてくれますし、落ち着いて休めるスペースがあるのは長距離フライト利用者にとってありがたい環境。ファーストクラスラウンジほどの特別感はないものの、全体的に快適で、JALらしい細やかなサービスが感じられるラウンジでした。

旅慣れてきた今でも、やっぱり予期せぬトラブルは避けられません。だからこそ、出発前に「万が一の備え」は本当に大事だなと、身をもって感じました。

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