
かんじんかなめたび かなめです。
2024年12月にキング・アブドゥルアズィーズ国際空港のトランジットホテルを利用しましたので、ご紹介。
はじめに
2024年12月、SASの100万マイル修行の締めくくりとして、スキポール空港(AMS)からサウジアラビア・ジェッダ(JED)を経由してムンバイ(BOM)へ向かう旅程を組んでいました。しかし、思いがけず乗客の体調不良による機内ダイバートが発生し、ローマ・フィウミチーノ空港(FCO)へ緊急着陸。結果的に予定していた接続便に乗り継ぐことができず、SASではなく自社便への振替対応となりました。
その影響でジェッダ空港での長時間のトランジットが確定し、空港内での滞在を余儀なくされることに。こうした事情を受けて、トランジットカウンターにて割り当てられたのが、この「Aerotel(エアロテル)」です。
空港泊をすでに1週間以上続けていた身にとって、壁と扉のある空間はそれだけで心身を休める貴重な時間。今回の記事では、そんな背景の中で宿泊したJED空港内のトランジットホテル「Aerotel」の宿泊体験をもとに、ホテルの雰囲気や設備、提供された食事などをレビューしていきます。
一時滞在の方や、長時間トランジットの計画を立てる方にとっても参考になる内容となるはずです。
アクセスとロケーション
「Aerotel(エアロテル)」は、サウジアラビア・ジェッダのキング・アブドゥルアズィーズ国際空港(JED)の国際線ターミナル内に位置するトランジットホテルです。エアサイド、つまり出国審査後の制限区域内にあるため、乗り継ぎ中の滞在に特化した施設となっています。

今回のように航空会社側からアサインされるケースでは、トランジットカウンターで案内を受け、その後スタッフに誘導されて入室という流れでした。ホテル自体は、ゲートエリアの一角にあり、特別なエレベーターを使ってアクセスします。ラウンジのような入口があり、宿泊者以外がふらっと立ち寄るような雰囲気ではありません。
サインなどの案内表示はそれほど多くないため、個人での利用時には事前に空港マップを確認しておくことをおすすめします。ラウンジ群とはやや離れた場所にあるため、わかりにくい可能性もありますが、スタッフに尋ねれば丁寧に案内してもらえます。


制限区域内という立地の性質上、一度入ると外出は基本的にできないため、食事や設備などが完結している点が重要なポイント。乗り継ぎ時間を静かに過ごしたい方や、数時間でもしっかり体を休めたい方には適した場所といえるでしょう。

客室の様子
今回アサインされたのは、Aerotelのスタンダードタイプと思われる客室。広さとしてはビジネスホテル程度で、決して広々としているわけではありませんが、空港内という特殊な立地を考えれば十分な空間でした。
特に印象に残ったのは、清潔感のあるベッドと静かな室内環境。長時間の空港滞在や機内泊が続いた中での滞在だったこともあり、ふかふかのベッドはまさに天国のよう。枕や掛け布団も柔らかく、程よい硬さのマットレスで、しっかり体を休めることができました。



デスクと簡単なチェアも備えられており、PC作業などにも困りません。コンセントの数も十分で、USBポートも備え付けられていたのはありがたいポイント。照明は全体的に落ち着いており、夜間の休憩に最適な雰囲気です。
ミニバーは設置されていませんでしたが、冷蔵庫はあり、ペットボトルの水とティッシュ、スリッパなど、最低限の備品はきちんと用意されています。騒音対策もされており、廊下の声や空港のアナウンスが気になることもありませんでした。

短時間のトランジット滞在を想定したシンプルな客室ではありますが、疲れた身体を癒すには十分な環境。プライベートな空間を確保できるだけでも、精神的にかなりリラックスできます。
バスルームとアメニティ
バスルームはコンパクトながらも、必要な設備がきちんと揃っており、清掃も行き届いていました。トイレとシャワーブースが一体になったユニットタイプで、シンプルな造りです。






シャワーの水圧・水温ともに申し分なく、長時間の移動で疲れた身体をしっかりリフレッシュできました。シャワーは固定式で角度の調整はやや限られますが、天井からしっかりお湯が出るタイプ。温度調節もスムーズで、ストレスなく利用できます。
アメニティは最低限ながらも質の良いものが揃っていました。ボディソープ、シャンプー、コンディショナーはいずれも無香料に近い控えめな香りで、肌への刺激も少ない印象。歯ブラシやコームなどの使い捨て備品はありませんでしたが、短時間滞在を前提とした空港ホテルとしては、標準的なラインナップといえるでしょう。
バスタオルとフェイスタオルが1枚ずつ用意されており、吸水性も十分。タオル類もきちんと洗濯されており、清潔感がありました。なお、ドライヤーは壁掛けタイプではなく、備え付けの棚に収納されていました。
照明はやや暗めでしたが、リラックス目的にはちょうど良く、全体として快適なシャワータイムとなりました。
提供された食事(朝食・昼食)
今回は、ダイバートにより急遽アサインされた宿泊という特殊なケースでの利用だったため、本来は別料金となるかもしれない朝食・昼食がサービスで提供されました。食事内容は、まさに“機内食”を思わせるパッケージスタイル。簡素ではありますが、空腹をしのぐには十分な構成です。
昼食

- 内容物:
- 卵(固ゆで)
- 食パン(オレンジジャムとバター)
- ベイクドビーンズ
- カップケーキ
- ボトルウォーター
- 感想:
身体に優しい軽めの食事でした。カップケーキは意外としっとり。食パンは個包装ではないため若干乾燥気味でした。
夕食

- 内容物:
- チキンビリヤニ
- フライドポテト
- コーン&オリーブのサラダ
- ボトルウォーター
- 感想:
ライスとチキンはスパイスが効いており、しっかりとした味付けなものの、そこまで口に合うものではないレベル。ポテトは少し冷めていたものの、全体としてはおいしく食べられました。サラダには黒オリーブとコーンが使われており、彩りもありました。
🛠 設備・サービス
Aerotel Jeddah Terminal 1内の設備について、実際に利用したものを中心にご紹介します。
✅ Wi-Fi
Wi-Fiは宿泊者向けに提供されています。速度は下り3.7Mbpsと、決して高速とは言えませんが、ラウンジのWi-Fi(約88Kbps)と比べれば圧倒的に快適で、最低限の調べ物やSNS、メールチェック程度であれば問題なく使用できました。空港内でのネット利用を考えると、滞在中はここで使うのが現実的です。

🛏 客室内設備
- 電源コンセント・USBポートあり(マルチタイプ)
- エアコン調節可
- ミネラルウォーター2本無料
- 電気ケトルと簡易紅茶・コーヒーの用意あり(部屋タイプによる可能性あり)
- セーフティーボックスあり
- テレビ(国際ニュースやアラビア語チャンネル中心)
🚿 バスルーム
- シャワーの水圧・温度ともに快適
- ドライヤー備え付け
- 清掃が行き届いており、衛生的な空間
- アメニティ類(歯ブラシ、シャンプーなど)も一通り完備
💤 その他の設備
- 24時間対応フロントデスク
- ウェイクアップコール対応
- 一部の客室にデスクあり
- エレベーターあり(館内はバリアフリー)
上記に加えて、レストランやルームサービスは現時点では確認できませんでしたが、トランジット中の短時間滞在に必要な機能はしっかり揃っている印象です。
💰 宿泊費用の目安(通常予約時)
参考価格(1泊あたり)
- Traveloka によると、最安で USD 210.55 程度から予約可能とされています (Traveloka)
- Booking.com や Skyscanner でも、平均価格は およそ USD 195〜204 程度と見られています (Skyscanner)
- プロモーション割引(スマートトラベラー向けなど)を利用すると 33 %割引されることもあるようです (Aerotel – Airport Transit Hotel)
タイプ別イメージ価格
滞在時間 | 宿泊タイプ | 参考料金(目安) |
---|---|---|
6時間 | スタンダードルーム(Superior) | 約 USD 120〜140 |
12時間 | 同上 | 約 USD 150〜180 |
24時間 | デラックスやスイート | 約 USD 195〜210 |
※上記は市中のサイトでの料金をもとにした推定値です。スタンダードからデラックスまで客室タイプにより変動します。予約時期やプロモコード割引などで価格は変わるため、実際は宿泊予約ページでの確認をおすすめします。
💡 ポイント
Aerotel Jeddahは、「予約制のトランジットホテル」であるため、市中ホテルと異なり空港内に固定料金で宿泊できる点がメリットです。
ただし、制限区域(エアサイド)内にあるため、予約時に搭乗券の提示や条件の確認が必要です。
また、6〜12時間の短時間利用にも対応した料金設定があるのは、トランジット利用者にとって大きなメリットといえます。
ご自身で利用される際は、利用予定時間や部屋タイプに合わせて公式サイトや予約サイトをご確認いただくのが確実です。
✍️ 感想・総評
さすがは空港直結のトランジットホテルということもあり、宿泊費はかなり高額な印象を受けました。通常利用するとなると、半日〜1泊で200ドル前後という価格帯は、気軽に泊まれる水準ではなく、自分のように空港泊が苦にならない旅スタイルであれば、自費で利用する機会は少ないかもしれません。
また、提供された食事も、あくまで「緊急時のサービス」という前提に立てばありがたいものでしたが、内容は機内食に近く、ラウンジで食事を取ることを前提にしている自分にとっては、あまり重視しないポイントでもありました。
とはいえ、今回のような特殊な状況で、清潔で快適な空間に身を置けたことは貴重な体験でした。ふかふかのベッド、広々としたシャワー、アメニティや静かな環境は、精神的・肉体的にとても救われた気持ちになります。
空港内でこのような質の高いホテルを体験できたことは、今後の旅でも参考になると感じました。自費での利用は慎重に検討することになると思いますが、トランジットやダイバート対応としては、十分に価値ある滞在でした。
今回はダイバートのため、航空会社からの補助が受けられましたが、やはり海外旅行保険の備えは欠かせません。
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